5月31日、全仏オープン初戦を突破した大阪なおみ選手が2回戦の棄権を表明しましたが、同時にうつ病を患っていたと告白し話題になっています。
大阪なおみ選手が棄権した理由は多額の罰金がどうこうという問題ではなく、大会、他の選手、そしてうつ病を患っている自分の心の健康を大切にするために必要な判断だったようです。
大阪なおみ選手は【選手の心の健康】を無視するメディアに対し、試合後のインタビュー拒否をしていました。
個人的な問題ではないとは言ったものの、大阪なおみ選手自身がうつ病という病気だったため試合後のインタビューは相当なストレスがかかっていたのでしょう。
今回は大阪なおみ選手のうつ病はいつからだったのか、原因はなんなのか調べていきたいと思います。
この記事で分かること
大阪なおみ選手のうつ病の原因
大阪なおみ選手のうつ病はいつから?
大阪なおみ選手のうつ病で全仏棄権に対する世間の反応
大阪なおみ選手のうつ病の原因は?
大阪なおみ選手のうつ病の原因を明確には表明していませんが、3つの原因があると思います。
- 心の健康を無視するメディア
- 急激に注目され、精神面が追い付いていない
- 緊張状態の継続
それぞれ見ていきたいともいます。
心の健康を無視するメディア
インタビューでベストな回答をすることに強くストレスに感じていたそうです。
勝手も負けても、試合後は心は激しく乱れていると思います。
選手は、準備ができない状態で、しかも試合後30分以内という規定もある中でインタビューに受け答えする必要があります。
自分の真意とは違ったように受け取られたり、報道されたりすることもあるでしょう。
ベストな回答を即座に準備するのは非常に難しいものだと思います。
私は注意をそらすことを望んでいたわけでは決してありません。そしてタイミングが理想的でなかったことや、メッセージをもっと明確にできたかもしれないことは受け入れます。
今回のインタビュー拒否に関しても、大阪なおみ選手の本意ではないように受け取られていると感じているようです。
準備した文章であっても、気持ちを伝えるということはとても難しいことだとわかりますね。
2019年の全米・全豪オープンでストレート負けした時に、あるジャーナリストから
「ごく短期間で対スターになったことにうまく適応できているか」
という質問をされました。
かなり厳しい質問ですよね。
大阪なおみ選手は「泣き出しそうだ」とコメントし、を会見の場をさりました。
急激に注目され、精神面が追い付いていない
大阪なおみ選手の試合棄権表明文には、大阪なおみ選手自身の性格を述べています。
- 内向的な人間
- もともと人前で話せるタイプではない
- 試合前に不安がある
試合前にいつもヘッドフォンをつけていることは不安を軽減させるためだとしています。
大阪なおみ選手の力強いプレーからは想像ができないほど、大阪なおみ選手の心は不安定なようですね。
緊張状態の継続
大阪なおみ選手の棄権方名分表明文にはありませんでしたが、大阪なおみ選手ほど有名になれば、芸能人のように私生活まで追われることもあったのではないでしょうか。
テニス会場であったりプレーヤーとしての大阪なおみ選手が追われるだけでなく、プライベートな時間でさえも見られていると思うと、常に緊張した状態が続いていたのではないかと思います。
もともとの内向的という性格だったため、プライベートなことまで踏み込まれ報道されるのは望むことはなかったでしょう。
リラックスできる時間がすくないのは、うつ病の原因にもなりかねないのではないでそうか。
大阪なおみ選手のうつ病はいつから?
大阪なおみさんがうつ病を患ったのは、2018年の全米オープン以降のようです。
2018年の全米オープンといえば、大阪なおみ選手の初優勝の時です。
日本人としても、四大大会で優勝するのは初めてということで、大注目されました。
決勝戦では、試合中から試合後まで対戦相手のセリーナ・ウィリアムズは審判に暴言を吐いたり、ラケットを破壊するなど荒れた試合でした。
しかし、そんな対戦相手の姿や会場の雰囲気に惑わされることなく、最後まで大阪なおみ選手は集中しプレーを続け、勝利を手にすることができました。
試合中、そして表彰式の冒頭にいたるまで、ウィリアムズ支持派からの激しいブーイング設けていたということです。
しかし、試合後のインタビューでは涙を流しながら
こんな終わり方になってごめんなさい。
全米オープンファイナルでセリーナと戦うのがずっと夢でした。
それがかなって本当にうれしいし、あなたと戦えて感謝しています。
ありがとう。
とコメントし、頭を下げました。
退場時には優勝トロフィーを落としそうになるほどだったようです。
大阪なおみ選手の終始謙虚な態度に、多くのテニスファンが心を動かされたようでした。
しかし、この全米オープン以降からうつ病が始まっていたということです。
自分が支持されていない中でのプレー、ブーイング、そして急激に注目されるようになり、思うことはいろいろあったのでしょう。
大阪なおみ選手のうつ病で全仏棄権に対する世間の反応
大阪なおみ選手がうつ病を告白したことで、「仮病」と批判する声はありますが、多くの方が心配しています。
実際のコメントを見ていきましょう。
残念だけど大阪なおみに関しては
後出しジャンケンで言い訳を出されてる感覚が拭いきれないんだわ…— 月詠 小鳥/アルバトリオンNo:666-∞ (@Torry_MHRise) May 31, 2021
大阪なおみ選手が全仏を棄権したそうで「2018年の全米オープン以降、長い間うつ病に悩まされてきた」と病気を告白。
本当にそうだったのなら、それこそ参加する前に伝えて相談すべき。病気だったからと一方的にルール無視していい話じゃないし、後出しで主催者に矛先向くような感じは好きじゃない。
— ジン (@GIN_00001) June 1, 2021
大阪なおみ選手は自身の鬱を克服するために本音で語ってると思うのでまずはゆっくり休んで欲しいですね。
— wakou1@講師 (@wakou1) June 1, 2021
大阪なおみ選手、辛い中、本当によく頑張っていたんだね😭今回の発言はタイミングを間違えちゃっただけなので、辛辣だったり痛みのわからない意見なんか気にせず、今はゆっくり休んで欲しいな。心の健康は大事。
— サチコロネ (@sachikorone) May 31, 2021
大阪なおみうつ病で棄権か…
言い方は良くないけど、トッププロの人たち見てると多少人間性が壊れてないとやっていけないのかなと思う。
ゆっくり休んで欲しい
— Makio (@3Kaitosan) June 1, 2021
棄権後にうつ病告白は「仮病」「後出し」と厳し意見が出てくるとも予想していたかもしれません。
ただ、それだけ【心の健康】が大切にされていない環境にあったこと、そしてうつ病告白もとても勇気が必要だったでしょう。
とはいうものの、大会出場時には会見を行うと同意が必要ですし、プロテニスプレーヤーはスポンサーあってのものでもあります。
大阪なおみ選手が望まないにしても、プロとしてテニスを続けていくのかどうか、まだまだ注目されそうです。
まとめ
今回は大阪なおみ選手の大阪なおみ選手のうつ病はいつからだったのか、原因はなんなのかご紹介しました。
大阪なおみ選手はプロテニスプレーヤーとしての成長とともに急激に注目、もてはやされるようになったことで、体と心、自分の立ち位置のバランスがとれなくなってしまったのかもしれませんね。
うつ病を患いながら、これまで本当によく頑張ってこられたと思います。
まずはゆっくり休み、SNSなどからも離れ治療に専念されるが一番かもしれません。