一部地域で緊急事態宣言を前倒しで解除決定がきまり菅首相がぶら下がり会見を行いましたが、不機嫌な応対をする菅首相に対し「逆ギレ」「普通に嫌な奴」などの批判が殺到しています。
ぶら下がり会見は18分、菅首相が切り上げるような形で終了しました。
今回は、なぜ記者会見ではなくぶら下がり会見だったのか、また菅首相のぶら下がり会見でどのような質疑応答があったのか内容をまとめていきたいと思います。
この記事で分かること
菅首相がぶら下がり会見をした理由
菅首相のぶら下がり会見での質疑応答まとめ
菅首相のぶら下がり会見への世間の反応
菅首相がぶら下がり会見をした理由
菅首相がぶら下がり会見をした理由は高額接待が問題にている山田広報官のことは関係ないということでしたが、野党や取材陣、国民からは「山田さん隠し」と思われているようです。
通常、緊急事態宣言解除のような大きな決定がされた場合、首相による記者会見が行われるものですが、ぶら下がり会見にした理由として、菅首相は以下のように話しいます。
- 最後までの状況を見極めたうえで緊急事態宣言全体について記者会見を行うべき
- 首都圏での解除の方向性が出てないため、総理大臣として国全体の中で発言は控えるべき
歯切れの悪いかんじですよね。
ぶら下がり会見、ぶら下がり取材とは?
記者会見は、取材される側が公式に会見の場所を設定するのに対し、「ぶら下がり取材」というのは、公式な記者会見の場ではなく、なかばゲリラ的に取材することを指していました。
公式に設定された記者会見ではないけれども、登退庁時など予定された時間やタイミングに立ち止まって取材に応じることを「ぶらさがり取材に応じる」と表現します
引用元:yahoo!ニュース
また、司会進行がいないのも大きな特徴の1つのようです。
菅首相のぶら下がり会見での質疑応答まとめ
18分で終了したぶら下がり会見での質疑応答をまとめました。
高額接待を受けた山田広報官の問題が影響しているのか
3/7までは徹底して緊張感をもって感染拡大防止策を行うことが大事。
そのため記者会見のタイミングについては最後までの状況をみきわめた上で判断を行った後に緊急事態宣言についてきちんと会見を行うべき
まさに日本全体の見通しを明確に申し上げることができる状況の中でここは会見を行うべきと考えています。
いずれにしろ近々そう言う時が来るわけですから。
もし要請がなければ総理から言葉はなかったのか?
東京をはじめ3県全体として全国的な視野に立って行うというのは、まずそんなに時間が待たなくてあるわけだから、そうしたときにしっかりとそこはお答えすることが大事だとおもいます。
その上に立ってやはり油断することなくそれぞれのいろいろなことを考えているのではないですか。
そうしたことというのは当然のことではないでしょうか。
第三者委員会の報告を待たなければか妥当かどうかの判断はできないか?
でもだいたいみなさん出尽くしてるんじゃないですか?
先ほどから同じような質問ばっかじゃないでしょか。
よろしいですか?
顔だけでなく、記者の質問を最後まで聞かずに答えたり、2度目の質問をする記者に対し、「他の方よろしいですか。いや、2回目だから」といったり、机をたたきつけるような身振りをしたりとかなりいらだった様子でした。
記者が質問しているのに、「よろしいですか?もう」と立ち去ろうとした場面もありました。
最終的にもやはり「よろしいですか」と菅首相から会見をうちきり終了しました。
菅首相のぶら下がり会見への世間の反応
質問に対しても答えられていない様子や、いらだった様子の菅首相のぶら下がり会見をみて「都合の悪いことを聞かれると逆ギレか」「みっともない」などの声が多数ありました。
さらには「台本通りの記者会見と質疑よりも本性を見ることができて良かったと思う」という声もありました。
実際の反応を見てみましょう。
ガースーのぶらさがり会見の様子を見ていたが相も変わらず酷い有様だった。原稿に頼らないと話せないのは頭のキャパシティが足りないんだろう。
— 力ッティ≒Katty(No.345) (@2o_katty0513) February 26, 2021
意味不明 支離滅裂 無知無能
前以て質問事項を聞き、官僚が答を作り、朗読する。
それがなかった今日のぶらさがり会見は見方を変えればとても良かった。
スガの頭の中は空っぽだということを再確認した。— ダルタニャン (@Leonardo145215) February 26, 2021
山田さんの「進行」がない今日の(ぶらさがり)会見を観て、やっと本来の会見を観ることができたように思います。#首相ぶらさがり会見
— 谷山 学(Manabu Taniyama) (@manabu_taniyama) February 26, 2021
同じような質問になってしまうのは、質問に対して答えられてないと判断されているからですよね…。
回答として満足している国民はほとんどいないと思われますが、今回のぶら下がり会見によって菅首相の本性や能力を見られたという点では皮肉にも満足度はあったのかもしれません。
まとめ
今回は菅首相の逆ギレぶら下がり会見についてご紹介しました。
事前にある程度台本があるのような記者会見ではないので、菅首相は終始落ち着かない様子でしたね。
かなりいらだった態度も見受けられ、「逆ギレ」と思われても仕方のないような振る舞いでした。
まもなく1都3県の緊急事態宣言解除の記者会見も行われると思われますが、今度はどのような姿勢でのぞまれるのでしょうか。
また、山田広報官についての言及はあるのか、引き続き動向を見守りたいと思います。